南スーダンと白ナイル(クイズ)
ナイル川は東アフリカを北に向かって縦断する大河です。
ナイル川には支流が2つあり、
スーダンに流れ込むのが「白」ナイル、
それらがスーダンで合流し、
エジプトを通って地中海へと到達します。
では、ここで問題です。
ウガンダから流れ込んだ白ナイルは、
南スーダンを通過した後には
水量が約半分になています。
なぜでしょうか。
(参考文献はWikipediaです)
シンキングタイムは1分です。
答えは、
「蒸発するから」でした。
もう少し補足しますと、
南スーダンの北部には巨大な湿地帯があります。
そこに流れ込んだナイル川は、
薄く広げられた後に、
赤道直下の酷暑に晒され、
まるで蒸発皿の上の液体のように蒸発してしまい
湿地帯を抜けて一本の川に戻ったときには
水量がガクンと減っているんだとか。
雨季にはアフリカ大陸でも最大級となる
その湿地帯の名前は「スッド」。
スッドに関する蘊蓄は、また別の機会に、
書くか、クイズにするかとします。
ちなみに、筆者は南スーダンに滞在しています。
今後もつらつらと、
南スーダンに関わることや
関わらないことを
呟いていきますので、
暇な人は読んだみてください。
(南スーダンにいる日本人は少ないです。
もし筆者の知り合いの方がこの文章を読んで、
特定できたとしても、
決して本人には連絡しないように。)